
GUIDE / スクラッチ開発とは
スクラッチ開発とは。
既製品との違いと、
選ばれる場面。
既製品ではなく、御社のやり方に合わせて1から作る、自社専用のシステム(スクラッチ開発)です。
スクラッチ開発は、自社の仕事の流れに合わせてシステムを1から作る方法です。パッケージやSaaS、ノーコードとどう違うのかを、自動車業界の例で整理します。
SCROLL
01 — Answer
スクラッチ開発とは
スクラッチ開発とは、既製のソフトやサービスを土台にせず、発注する会社の業務に合わせて画面、データの持ち方、処理の決まりを1から設計して作るシステム開発のことです。「スクラッチ(scratch)」は英語の「from scratch(ゼロから)」に由来します。既製品が「多くの会社に共通する仕事」に合わせて作られているのに対し、スクラッチ開発は「その会社だけの仕事のやり方」を前提に作ります。たとえば整備工場で、リフトの台数と整備士の得意な作業を見ながら入庫の予約を組む、といった独自の決まりも、そのまま画面にできます。一方で、要件を決める打ち合わせや動作テストに発注者の時間が要り、使い始めるまでの手順は既製品より多くなります。
02 — Point
パッケージ・SaaS・ノーコードとスクラッチ開発の違い
業務システムを手に入れる方法は、大きく4つに分かれます。どれが優れているという話ではなく、自社の仕事が「よくある流れ」にどれだけ近いかで向き不向きが決まります。
パッケージは、決まった機能をまとめた既製品のソフトです。多くの会社で使われてきた分、法令の改正への対応や画面の作りがこなれています。SaaSは、インターネット越しにサービスとして使う既製品で、申し込めばすぐ使い始められます。ノーコードは、部品を組み合わせて自分たちでアプリを作る道具です。スクラッチ開発は、画面もデータも処理の決まりも、自社用に1から作ります。
| 方法 | 合う場面 | 気をつけること |
|---|---|---|
| パッケージ | 業界で一般的な流れで仕事をしている | 自社だけの決まりは、運用で合わせることになる |
| SaaS | 早く使い始めたい、社内に管理する人がいない | 機能の追加や変更は提供する会社の判断による |
| ノーコード | 小さな業務を社内で手早く仕組みにしたい | 作った人が辞めると直せなくなることがある |
| スクラッチ開発 | 仕事のやり方が独自で、既製品に合わせると手間が増える | 要件を決める打ち合わせとテストに時間を割く |
03 — Detail
自動車業界でスクラッチ開発が選ばれる場面
自動車業界は、車検や点検の周期、車両の登録、部品の適合など、業界特有の決まりが多い分野です。整備や車両販売の基本の流れは、パッケージでよく押さえられています。スクラッチ開発が選ばれるのは、その基本の外側にある仕事を仕組みにしたいときです。
- 業種をまたぐ仕事整備、鈑金、レンタカー、販売を1社で営んでいて、1台の車の情報を部署ごとに入力し直している。
- 独自の予約や割り当て教習の時限、レンタカーの車両、ロードサービスの出動など、人と車と時間を同時に押さえる決まりがある。
- Excelや古いAccessの置き換え長年使ってきた表計算やデータベースが、作った人にしか直せなくなっている。
- 既存ソフトとの橋渡し今使っているパッケージはそのまま残し、足りない部分だけを別の仕組みで補いたい。
- 自社のサービスを世に出すお客さま向けの検索サイトや、取引先と情報をやりとりする仕組みを作りたい。
04 — Know-how
スクラッチ開発のよい点と注意点
よい点は、業務に合わせてシステムを作れることです。使わない機能が画面に並ばないので、現場の人が迷いにくくなります。仕事のやり方が変わったときも、自社の都合で直す順番を決められます。
注意点は、発注者が「何をしたいか」を言葉にする必要があることです。既製品なら画面を見て選べますが、スクラッチ開発では、今の仕事の流れや例外の扱いを開発する会社に伝えるところから始まります。ここが曖昧なまま進むと、出来上がったものが現場の実感とずれます。要件定義の段階で、帳票や画面のメモ、困っている場面の具体例を持ち寄ると、ずれは小さくなります。
もう一つは、作ったあとの面倒を誰が見るかです。法令の改正や、つないでいる外部サービスの仕様変更があれば、システムも直す必要があります。発注の前に、納品後の問い合わせ先と直し方の取り決めを確かめておきます。
05 — Check
日本カーネットのスクラッチ開発
日本カーネットは、パッケージの「整備システム・整備ソフト DREAM POWER」を作っている会社ですが、それとは別に、お客さまの要望に合わせて1から作るスクラッチ開発も行っています。自動車業界向けのシステム開発に20年以上取り組んできました。
得意な領域は、Windowsで動くアプリと、ブラウザで動くWebシステムです。打ち合わせと納品はリモートで行うため、47都道府県どこからでもご相談いただけます。自社で作って運営しているサービスには、DREAM POWERのほか、ホームページ作成サービスのCAR-X-WEB、中古車情報サイトのカージモ(ベータ版)、タイヤ預かりのTIRAGE、無料の業務ツール集のはねつーるがあります。
パッケージとスクラッチの両方を扱っているので、「既製品で足りる部分」と「作ったほうがよい部分」を分けて考えるご相談もお受けしています。使い分けの考え方は整備・販売のシステムはパッケージかスクラッチかにまとめました。
FAQ
スクラッチ開発とはのよくある質問
スクラッチ開発とオーダーメイドのシステム開発は同じですか?
ほぼ同じ意味で使われます。どちらも、既製品を土台にせず、発注する会社の業務に合わせて1から作るシステム開発を指します。
スクラッチ開発とフルスクラッチの違いは何ですか?
フルスクラッチは、部品や既存の仕組みをほとんど使わずに全部を1から作ることを強調した言い方です。実際の開発では、ログインや帳票の出力など一般的な部品を使いながら、業務の部分を1から作ることが多くあります。
パッケージを使いながら、足りない部分だけスクラッチ開発できますか?
できる場合があります。今のパッケージがどんな形でデータを出し入れできるかを確かめたうえで、足りない部分を別の仕組みとして作り、データをつなぐ方法を考えます。
ITに詳しい社員がいなくても頼めますか?
頼めます。専門用語で要望をまとめる必要はありません。今の仕事の流れと困っている場面を、現場の言葉で聞かせてください。
遠方でも相談できますか?
できます。日本カーネットは打ち合わせと納品をリモートで行っており、47都道府県に対応しています。
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Sources
出典
スクラッチ開発(日本カーネット):https://www.j-carnet.co.jp/scratch
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作るべきか。
どちらが合うか分からない段階のご相談でも構いません。今の仕事の流れを聞かせてください。
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