
トップ / コラム / 整備・販売のシステムはパッケージかスクラッチか
GUIDE / パッケージかスクラッチか
整備・販売のシステムは
パッケージか、
スクラッチか。
既製品ではなく、御社のやり方に合わせて1から作る、自社専用のシステム(スクラッチ開発)です。
日本カーネットは、パッケージの整備システムと、1から作るスクラッチ開発の両方を扱っています。だからこそ言える、どちらを選ぶかの判断軸をまとめました。
SCROLL
01 — Answer
パッケージとスクラッチ開発の選び方
整備工場や販売店のシステムは、まず「自社の仕事のうち、業界で一般的な流れに当てはまる部分がどれだけあるか」で考えます。見積、整備の伝票、請求、車検の書類、車両の販売といった基本の仕事は、自動車業界の多くの会社で流れが共通しているため、パッケージで押さえられることが多い部分です。パッケージは、法令や制度が変わったときに提供する会社が対応を続けるので、自社で直す手間がかかりません。一方、複数の業種をまたぐ仕事、自社独自の予約や割り当ての決まり、取引先とのデータのやりとりなど、一般的な流れの外にある仕事は、スクラッチ開発のほうが合います。基本はパッケージ、足りない部分をスクラッチで補う、という組み合わせも選べます。
02 — Point
パッケージとスクラッチ開発を選ぶ5つの判断軸
どちらが良いかは、会社によって変わります。次の5つを順に確かめると、自社に合う方向が見えてきます。
5つのうち、スクラッチ開発の側に当てはまるものが1つか2つなら、パッケージを中心に考えて、その部分だけを補う形が合います。3つ以上なら、作る方向で検討します。目安として使ってください。
| 判断軸 | パッケージが合う | スクラッチ開発が合う |
|---|---|---|
| 仕事の流れ | 業界で一般的な流れに近い | 自社独自の決まりが多い |
| 法令・制度への対応 | 提供する会社の対応に任せたい | 対応の範囲と時期を自社で決めたい |
| 使い始めるまで | 早く使い始めたい | 要件を詰める打ち合わせに時間を割ける |
| 業種の広がり | 整備と販売など、パッケージの範囲に収まる | レンタカー、運送、教習など範囲の外の仕事もある |
| 外部とのやりとり | パッケージが対応している連携で足りる | 取引先や自社サービスと独自にデータをやりとりする |
03 — Detail
パッケージで押さえられる整備・販売の仕事
例として、日本カーネットのパッケージ「整備システム・整備ソフト DREAM POWER」が公開している範囲を挙げます。DREAM POWERは、自動車整備業、鈑金業、自動車販売業向けの業務システムで、顧客管理、車両管理、整備履歴の管理、売上の管理、車両販売の管理をまとめて扱います。
システムの一覧には、整備システム、車両販売システム、申請書類システム、鈑金見積システム、おもてなし(CTI)システム、メンテパック、消耗品管理、指定整備記録簿の電子保存が並んでいます。OSS、インボイス制度、電子車検証との連動にも対応しています。また、電子車検証の連携やLINE、SMSの送信などは、APIを使ったデータ連携に対応しています。
公式サイトでは、20年以上にわたって行政の改正や業界のニーズに合わせてバージョンアップを続けてきたと説明しています。制度が変わるたびに自社でシステムを直すのは負担が大きいため、整備と販売の基本の仕事は、こうしたパッケージに任せるほうが合理的な場面が多くあります。
04 — Know-how
スクラッチ開発が向いている仕事
パッケージは「多くの会社に共通する仕事」に合わせて作られています。そのため、次のような仕事はパッケージの範囲に入らないか、入っていても自社のやり方と合わないことがあります。代表的なものは次の5つです。
- レンタカーや運送の車両の割り当て貸出や配車の決まりが会社ごとに違い、整備のパッケージでは扱わない仕事です。
- グループ会社や複数業種の集計整備、販売、保険、レンタカーの数字を、会社の決めた切り口でまとめる仕組みです。
- 取引先とのデータのやりとり部品の発注、業者間の在庫の照会、提携先からの予約の受け付けなど、相手に合わせた形が要る仕事です。
- お客さま向けの自社サービス自社の名前で出す予約サイトや会員向けの画面など、見せ方まで決めたい仕組みです。
- 長年使ってきたExcelやAccessの置き換え作った人にしか直せない表やデータベースを、仕組みとして作り直す仕事です。
05 — Check
パッケージとスクラッチ開発を組み合わせる
パッケージかスクラッチかは、どちらか一方を選ぶ話に限りません。整備や販売の基本の仕事はパッケージで行い、パッケージの外にある仕事だけをスクラッチ開発で作って、両方のデータをつなぐ方法があります。
このとき確かめておきたいのは、パッケージからどんな形でデータを出し入れできるかです。CSVで出力できるのか、APIでつなげるのかによって、作る仕組みの形が変わります。既存ソフトとの連携のページで、つなぎ方の考え方を説明しています。
反対に、パッケージで足りる仕事までスクラッチで作ると、法令や制度が変わるたびに自社で直すことになります。作る範囲は、できるだけ「パッケージでは扱えない部分」に絞るほうが、長く使ううえで負担が小さくなります。作りすぎは禁物です。
06 — More
両方を扱う会社に相談する理由
パッケージだけを売る会社に相談すると、パッケージで済ませる提案になりがちです。開発だけを請け負う会社に相談すると、作る提案になりがちです。どちらも、その会社にとって自然な提案です。悪いことではありません。
大事なのは、売る物から考えないことです。先に仕事の流れを見ます。そのうえで、既製品で足りる所と足りない所を線引きします。
日本カーネットは、整備システム・整備ソフト DREAM POWERを提供しながら、それとは別にスクラッチ開発も行っています。自動車業界向けのシステム開発に20年以上取り組んできたので、「この部分はパッケージで足ります」「この部分は作ったほうがよい」と分けてお話しできます。打ち合わせと納品はリモートで、47都道府県に対応しています。
FAQ
整備・販売のシステムはパッケージかスクラッチかのよくある質問
パッケージを使っていても、スクラッチ開発の相談はできますか?
できます。今のパッケージはそのまま使い、足りない部分だけを作ってデータをつなぐ方法も検討します。DREAM POWER以外のソフトをお使いの場合も、出し入れできるデータの形を確かめたうえでご提案します。
整備と販売の仕事を、全部スクラッチで作るべきですか?
多くの場合、整備と販売の基本の仕事はパッケージで足ります。法令や制度の改正への対応を自社で続ける負担を考えると、作る範囲はパッケージで扱えない部分に絞るほうが長く使いやすくなります。
パッケージにない機能は、提供する会社に頼めば足してもらえますか?
要望として受け付けてもらえることはあります。ただ、パッケージは多くの会社で同じものを使うため、足すかどうかと時期は提供する会社が決めます。自社だけの決まりを急いで仕組みにしたい場合は、その部分だけスクラッチ開発で作る方法が合います。
どちらが合うか分からない段階でも相談できますか?
できます。今の仕事の流れと困っている場面を聞かせていただければ、パッケージで足りる部分と作ったほうがよい部分を分けてお話しします。
Related
あわせて読みたい
Sources
出典
整備システム・整備ソフト DREAM POWER(日本カーネット):https://www.j-carnet.co.jp/
スクラッチ開発(日本カーネット):https://www.j-carnet.co.jp/scratch
DIAGNOSIS
迷ったら、欲しいシステム診断
何を作りたいか、まだ言葉にできていなくても大丈夫です。8つの質問に答えると、合いそうなシステムと相談用の要望メモができあがります。
CONTACT
パッケージで足りる部分と、
作るべき部分を分けて。
両方を扱う立場から、自社に合う組み合わせを一緒に考えます。
電話受付:平日 9:00〜12:00/13:00〜18:00