中古車展示場に並ぶ車

トップ / コラム / 自動車業界の今後

GUIDE / 自動車業界の今後

自動車業界の今後。
数字で見る将来性と、
次の柱のつくり方。

既製品ではなく、御社のやり方に合わせて1から作る、自社専用のシステム(スクラッチ開発)です。

車は長く使われるようになり、支える仕事の中身も変わりつつあります。公的な統計の数字から自動車業界の今を確かめ、これからの備え方を考えます。

SCROLL

01 — Answer

自動車業界の今後

自動車業界の今後は、車の数が大きく減るというより、車の使われ方と、それを支える仕事の中身が変わっていく、と見るのが数字に近い姿です。自動車検査登録情報協会の統計では、2026年3月末の自動車保有台数は軽自動車を含めて8,277万5,321台で、10年前の2016年(8,090万730台)より多くなっています。乗用車(軽自動車を除く)の平均車齢は9.59年で、32年連続で最も高い年数を更新しました。車が長く使われるほど、点検や整備、中古車の流通といった仕事は続きます。その一方で、ハイブリッド車や電気自動車が増え、車検証の電子化など手続きも変わってきました。仕事は残っても、やり方は変わっていく業界です。

02 — Point

数字で見る自動車業界の今

自動車業界の今後を考えるときは、ニュースの見出しより、公的な統計の数字から入るほうが判断を誤りにくくなります。主な数字を並べると、次のようになります。

新車の販売台数は年によって上下しますが、保有台数は大きく崩れていません。乗用車の平均車齢は10年前の2016年より1.15年延びていて、1台の車を長く使う流れが続いています。電気自動車の保有台数はまだ多くありませんが、前の年から2割ほど増えました。

指標数字時点と出典
自動車保有台数(軽自動車を含む)8,277万5,321台2026年3月末、自動車検査登録情報協会
乗用車の平均車齢(軽自動車を除く)9.59年(前年より0.15年延び、32年連続で最高を更新)2026年3月末、自動車検査登録情報協会
乗用車の平均使用年数(軽自動車を除く)13.13年2026年3月末、自動車検査登録情報協会
ハイブリッド車の保有台数(プラグインハイブリッドを含む)1,495万532台(前年比107.2%)2026年3月末、自動車検査登録情報協会
電気自動車の保有台数26万6,770台(前年比120.2%)2026年3月末、自動車検査登録情報協会
新車販売台数(登録車と軽自動車の合計)456万5,503台(前年比103.3%)2025年1〜12月、日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会
中古車登録台数(登録車)363万2,179台(前年比99.2%)2025年1〜12月、日本自動車販売協会連合会

03 — Detail

自動車整備業界の今後

日本自動車整備振興会連合会の令和7年度の調査では、総整備売上高は6兆6,592億円で、前の年度より6.4%増え、4年続けて増えました。整備の事業場は2025年6月30日時点で92,251で、前の年度より133減っています。このうち指定工場は29,810で、3年続けて減りました。

人の面では、整備要員は402,367人で微増、平均年齢は47.7歳で前の年度より0.3歳上がりました。整備要員のうち整備士の資格を持つ人の割合は82.9%で、同じ調査では2008年度の87.2%を頂点に、少しずつ下がってきたとされています。

車が長く使われる限り、整備の仕事が急に無くなることは考えにくい状況です。その一方で、売上が伸びても事業場の数は増えておらず、働く人の年齢は上がっています。仕事はあるのに、受けられる人と時間が限られる。これが整備業界の今後を考えるときの出発点になります。

手続きの面でも変化が続いています。国土交通省は2023年1月から自動車検査証を電子化しました。車の電子制御が増え、ハイブリッド車や電気自動車が増えるほど、工場には新しい設備と知識、手続きの仕組みへの対応が求められます。受付や書類の手間をシステムで減らし、整備士が作業に使える時間を増やす工夫が、これまで以上に効いてきます。

04 — Know-how

中古車業界の今後

日本自動車販売協会連合会の統計では、2025年の中古車登録台数(軽自動車を除く登録車)は363万2,179台で、前の年の99.2%でした。2021年からの5年間を見ても、349万台から373万台の間で動いていて、大きく伸びても縮んでもいない市場です。

同じ統計で、2025年に輸出のために抹消登録された車は164万727台で、前の年より2.2%増えました。国内で使われなくなった車が海外に渡る流れも、中古車の仕入れの環境に影響します。

乗用車の平均使用年数が13.13年という数字は、1台の車が何人もの持ち主を経て使われていることを示しています。中古車業界の今後は、台数そのものより、仕入れの競争や、お客さまへの情報の出し方、販売後の整備や保証まで含めたお付き合いの深さで差がつく、と考えるのが自然です。自動車公正取引協議会の規約の改正で、2023年10月1日から中古車の販売価格は「支払総額」で表示するよう変わり、価格の見せ方も変わりました。

05 — Check

自動車業界の課題

数字から見えてくる課題は、業態をまたいで似ています。どれも1社だけで解こうとすると、時間も費用もかかるものです。

  • 人手と年齢整備要員の平均年齢は47.7歳。若い人が入りにくいまま、仕事の量は増えています。受付や書類など、作業以外の手間を減らす仕組みが求められます。
  • 車の変化への対応電子制御の部品が増え、ハイブリッド車と電気自動車の保有台数も増えています。設備、知識、情報の取り方を更新し続ける必要があります。
  • 手続きのデジタル化車検証の電子化をはじめ、手続きの電子化が進んでいます。紙と手書きを前提にした業務の流れは、見直しの時期を迎えています。
  • 事業の柱が1本車検と整備、または車の販売だけで事業を支えている企業は、制度や市場の変化をまともに受けます。収益の柱をもう一本持てるかどうかが、これからの備えになります。

06 — More

自動車業界の今後と日本カーネット

今、企業は変革の時を迎えています。事業1本の柱だけでは、時代の流れに取り残されかねません。次の時代に向けて、新しい柱を立てるときです。

ただ、異業種や専門外の分野を1社で一から考えると、調べることも作ることも多く、始めるまでに時間と費用がかかります。そこで、すでにその分野の力を持つパートナーやアライアンス企業と組めば、スピードとコストを抑えて始められます。業界の中の企業が外の企業と組む場合も、業界の外の企業が自動車業界に入る場合も、考え方は同じです。

日本カーネットは、自動車業界向けのシステム開発を20年以上続け、整備システム・整備ソフト DREAM POWER をはじめ、CAR-X-WEB、カージモ(ベータ版)、TIRAGE、はねつーるを自社で運営してきました。企業様マッチングでは、自動車業界20年のつながりで組む相手をつなぎ、新しい柱に要るシステムを社内でつくり、自社の情報サイトやメールマガジン、販促の支援で業界に届けるところまで、一緒に進めます。

FAQ

自動車業界の今後のよくある質問

自動車業界に将来性はありますか?

2026年3月末の自動車保有台数は8,277万台あまりで、10年前より多く、車は長く使われるようになっています。整備や中古車の流通といった仕事は続く一方、電動化や手続きの電子化で仕事のやり方は変わっていきます。変化に合わせて仕組みを更新できる企業ほど、続く仕事を取り込みやすくなります。

電気自動車が増えると、整備工場の仕事は無くなりますか?

急に無くなるとは考えにくい状況です。2026年3月末の電気自動車の保有台数は26万6,770台で、増えてはいますが、保有台数全体から見ればまだ一部です。ただ、ハイブリッド車を含めて電動の車は増えているため、設備や知識の準備は早めに考えておくほうが安心です。

自動車整備業界の課題は何ですか?

人手と年齢です。令和7年度の調査では整備要員の平均年齢は47.7歳で、前の年度より上がりました。総整備売上高は増えているため、受けられる人と時間をどう確保するかが課題になっています。

中古車業界の今後はどうなりますか?

2025年の中古車登録台数(登録車)は363万台あまりで、ここ5年ほどは大きく動いていません。台数より、仕入れや情報の出し方、販売後のお付き合いで差がつく市場と見ておくのが自然です。

自動車業界の外の企業でも参入できますか?

参入できます。ただし、業界には車検や登録など独特の決まりと業務の流れがあります。業界に詳しい企業と組んで始めるほうが、つまずきを減らせます。

新しい事業の柱は、どう探せばよいですか?

今のお客さまや取引先が困っていることから探すのが近道です。日本カーネットでは、構想の段階から、組める企業とのマッチングや、事業に要るシステムづくりのご相談をお受けしています。

Related

あわせて読みたい

Sources

出典

わが国の自動車保有動向(一般財団法人 自動車検査登録情報協会):https://www.airia.or.jp/publish/statistics/trend.html
自動車保有台数の推移(令和8年)(自動車検査登録情報協会):https://www.airia.or.jp/publish/file/hoyuudaisuusuii_2026.pdf
平均車齢(令和8年3月末現在)(自動車検査登録情報協会):https://www.airia.or.jp/publish/file/syarei_2026.pdf
平均使用年数(令和8年3月末現在)(自動車検査登録情報協会):https://www.airia.or.jp/publish/file/shiyounensuu_2026.pdf
ハイブリッド車・電気自動車の保有台数推移(令和8年)(自動車検査登録情報協会):https://www.airia.or.jp/publish/file/HVEV_2026.pdf
登録車+軽自動車販売台数(新車)(一般社団法人 日本自動車販売協会連合会・全国軽自動車協会連合会調べ、2026年10月6日):https://www.jada.or.jp/pages/343/
中古車統計データ:中古車車種別登録台数(年計)/2025年12月度中古車登録台数・抹消登録台数(日本自動車販売協会連合会):https://www.jada.or.jp/pages/114/
令和7年度 自動車特定整備業実態調査結果の概要について(一般社団法人 日本自動車整備振興会連合会、令和8年1月30日):https://www.jaspa.or.jp/Portals/0/resources/jaspahp/member/data/pdf/R07jittaityousa.pdf
道路運送車両法施行規則等の改正について~車検証電子化による券面記載事項の変更・記録等事務の委託手続等を定めました~(国土交通省、令和4年5月20日):https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha06_hh_000131.html
中古車の販売価格の表示が、「支払総額」に変わりました!!(一般社団法人 自動車公正取引協議会):https://www.aftc.or.jp/contents/am/shiharai/index.html

CONTACT

新しい柱を、
パートナーと始める。

1社で抱えずに、組める相手と仕組みを一緒に考えます。新しい事業の構想を聞かせてください。

電話受付:平日 9:00〜12:00/13:00〜18:00