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自動車部品と中古車の
在庫管理システム。
数と中身を、一つの台帳に。

既製品ではなく、御社のやり方に合わせて1から作る、自社専用のシステム(スクラッチ開発)です。

部品は「どの車に付くか」、中古車は「いくらで、どこに載せているか」。数を数えるだけでは足りない、自動車業界の在庫管理を整理します。

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01 — Answer

自動車部品と中古車の在庫管理システムとは

自動車部品と中古車の在庫管理システムは、「どこに何があるか」に加えて、部品なら「どの車に付くか」、中古車なら「いくらで、どこに載せているか」までを一つの台帳で扱う仕組みです。部品は同じ物でも純正の品番と社外品の品番があり、型式や年式によって付く付かないが変わります。中古車は1台ごとに条件が違い、2023年10月1日からは、販売価格を表示するときに車両価格と諸費用を合わせた「支払総額」で表示することが、自動車公正取引協議会の規約で求められています。在庫の数と、適合や価格の情報が別々の表にあると、掲載の食い違いや問い合わせへの答え間違いが起きます。

02 — Point

自動車部品の在庫管理で押さえる品番と適合

部品の在庫管理で手間がかかるのは、数より品番です。一つの部品に、自動車メーカーの品番、部品メーカーの品番、自社の管理番号が付き、品番が新しいものに切り替わることもあります。問い合わせは「この車に付くブレーキパッド」のように車から来るので、品番と車を結ぶ適合の情報がないと在庫を探せません。

車を特定するには、車検証の型式、型式指定番号、類別区分番号、車台番号が手がかりになります。電子車検証の情報を取り込めば、これらを入力し直さずに受け取れます(電子車検証のデータを自社システムに取り込む)。

日本カーネットは、タイヤの預かりを管理するTIRAGEを自社で作り、運営しています。お客さまの車と預かった物を結びつけて管理する考え方は、部品の在庫でも同じです。

  • 品番の対応表純正品番、社外品番、自社の番号を1行で結びます。
  • 品番の切り替え古い品番で探しても、新しい品番の在庫が出るようにします。
  • 適合の情報型式や年式から、付く部品を絞り込みます。
  • 棚番と数どの棚にいくつあるかを、入出庫のたびに記録します。
  • 中古部品とリビルト品1点ごとの状態と仕入れ先を記録します。

03 — Detail

中古車の在庫管理と掲載サイトとの連携

中古車の在庫は、1台ごとに仕入れ、商品化、展示、掲載、商談、売約、納車と状態が進みます。同じ車を自社のホームページと複数の掲載サイトに載せていると、売れた車の掲載を下ろし忘れたり、値下げがサイトごとにずれたりします。在庫の台帳を一つにして、掲載先ごとの状態をそこにぶら下げれば、売約にした時点でどのサイトから下ろすかが一覧になります。

掲載サイトへの登録は、各サイトが用意している取り込みの方法(CSVのアップロードやAPIなど)に合わせて作ります。サイトの提供元が認めていない方法は使いません。写真の枚数や項目の名前もサイトごとに違うので、台帳には共通の項目で持ち、掲載先ごとに変換して渡す作りにしておくと、掲載先が増えても直す場所が一か所で済みます。

中古車の売買には古物営業法の決まりもあります。古物商は取引のたびに、年月日、品目と数量、特徴、相手方の住所や氏名などを帳簿に書くか電磁的方法で記録し、3年間保存します。電磁的方法なら、すぐに書面に表示できるようにしておく必要があります。在庫の台帳にこの記録を持たせれば、別の帳簿に写す手間がなくなります。日本カーネットは、中古車に関わるサービスとしてカージモ(ベータ版)も自社で作って運営しています。

  1. 仕入れオークション、下取り、買取で仕入れた車を台帳に登録し、古物の記録も同時に残します。
  2. 商品化と展示整備や清掃の作業を記録し、展示の場所を決めます。
  3. 掲載支払総額と写真をそろえ、掲載先ごとに載せた日を記録します。
  4. 売約と取り下げ売約にしたら、載せている全ての掲載先の取り下げを一覧で確かめます。

04 — Know-how

中古車の支払総額表示(2023年10月1日から)と在庫データ

自動車公正取引協議会の改正規約が2023年10月1日に施行され、中古車の販売価格を表示する場合は、「車両価格」に「諸費用」を加えた価格を「支払総額」の名称で表示することになりました。内訳として車両価格と諸費用の額も表示します。広告、店頭の展示車、注文書のいずれも対象です。

支払総額は、販売店を管轄する運輸支局等で登録(届出)し、店頭で納車する場合の価格です。自動車税と自賠責保険料は月割で計算するので、登録する月が変われば諸費用も変わります。在庫の台帳に車両価格と諸費用の内訳を持たせ、月が替わったら諸費用を計算し直して掲載価格に反映する仕組みにしておくと、表示と実際の請求がずれにくくなります。

区分中身(自動車公正取引協議会の案内から)
車両価格に含めるもの納車準備や納車整備など、販売のために当然行う作業の費用。付けて販売する定期点検整備や保証の費用。
諸費用(保険料)自賠責保険料。月割で計算(未経過相当額を含む)。
諸費用(税金)自動車税(月割、未経過相当額を含む)、自動車重量税、法定費用。
諸費用(登録等に伴う費用)検査登録手続代行費用と車庫証明手続代行費用。
諸費用として別に請求できないもの納車費用、オークション会場からの陸送費、価格調整費用など。

05 — Check

在庫管理システムを作る前に決めておくこと

打ち合わせの前に、次のことを整理しておくと話が早く進みます。分からない項目があっても構いません。

  • 管理の単位部品は品番ごとに数で持つのか、1点ごとに持つのか。中古車は1台ごとに持ちます。
  • 品番と適合の元データ今の品番表や適合表がどこに、どんな形であるか。
  • 掲載先どのサイトに、どの方法で載せているか。
  • 価格の決め方車両価格と諸費用の内訳を、誰がどう決めているか。
  • 棚卸しのやり方いつ、誰が、何を見て数えているか。

FAQ

自動車部品・中古車の在庫管理システムのよくある質問

部品の適合の情報はどこから持ってきますか?

自社の販売の履歴や、仕入れ先から受け取れるデータが出発点になります。外部のデータを使う場合は、提供元が認めている方法と範囲で取り込みます。

掲載サイトに自動で載せられますか?

各サイトが用意している取り込みの方法(CSVやAPIなど)に合わせれば、在庫の台帳から載せる仕組みを作れます。方法はサイトごとに違うので、打ち合わせで確かめます。

支払総額をシステムで計算できますか?

できます。車両価格と諸費用の内訳を台帳に持たせ、登録の月から月割の費用を計算します。前提とする登録地や納車の条件も設定として持たせます。

スマホで棚卸しできますか?

ブラウザで動くWebシステムとして作れば、スマホで品番や棚番を確かめながら数を入れられます。バーコードやQRコードの読み取りも組み込めます。

今のExcelの在庫表を移せますか?

移せます。項目と件数を確かめたうえで、新しい台帳に取り込む方法を提案します。詳しくはExcelのシステム化で解説しています。

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Sources

出典

自動車公正取引協議会「中古車の販売価格の表示が、「支払総額」に変わりました」:https://www.aftc.or.jp/contents/am/shiharai/index.html
自動車公正取引協議会 支払総額表示のFAQ:https://www.aftc.or.jp/contents/am/shiharai/faq.html
自動車公正取引協議会「中古車の価格は、10月1日から「支払総額」に変わります」:https://www.aftc.or.jp/content/files/pdf/2023_07_kaiseipamph_A4.pdf
e-Gov法令検索 古物営業法(第16条、第18条):https://laws.e-gov.go.jp/law/324AC0000000108

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